北海道旭川市で起きた「女子高校生殺害事件」は、2024年に全国へ大きな衝撃を与えました。
被害者は当時17歳の女子高校生。橋の欄干に座らされ、「落ちろ」「死ねや」などと脅された末に川へ転落し死亡したとされる極めて凄惨な事件です。

この事件で殺人などの罪に問われているのが、内田梨瑚被告です。
2026年5月にはついに裁判員裁判の初公判が開かれる予定となっており、事件の全貌や責任の所在に再び注目が集まっています。
この記事では、
- 旭川女子高校生殺害事件の詳細
- 事件発生から逮捕までの流れ
- 初公判で争点となるポイント
- 今後予想される罪状や量刑
- 世間の反応
について、わかりやすく整理して解説します。
旭川女子高校生殺害事件とは?神居古潭で起きた衝撃の事件
事件が起きたのは2024年4月。
北海道留萌市に住む当時17歳の女子高校生が、旭川市の神居古潭(かむいこたん)付近で死亡しているのが見つかりました。
捜査の結果、女子高校生は橋の欄干に座らされ、精神的に追い詰められた状態で川へ転落したとみられています。
検察側によると、内田梨瑚被告らは被害者を車に監禁し、暴行や脅迫を加えた上で、橋の上まで連れて行ったとされています。
さらに、被害者を全裸にしたり、動画撮影をしていたとの報道もあり、事件の残虐性が大きな社会問題となりました。
「前日の18日、村山さんのSNSに自身の写った画像が無断転載されていることを知った内田は、SNSの通話機能などで村山さんを脅しました。解決金として電子マネー10万円分を送金させようとしたものの受け取れず、留萌市の道の駅に呼び出したのです」
内田容疑者はこのとき、A子容疑者と、知人の少年と少女の二人(16)に手伝わせ、村山さんを車に監禁。
「60キロほど離れた旭川市まで連れてきた。道中寄ったコンビニで逃げようとした村山さんに暴行を加えてもいる。挙げ句、夜中は人も車も通らない神居大橋で命を奪ったわけです」
デイリー新潮
旭川女子高校生殺害時、内田梨瑚と共犯女性との証言の食い違い
内田被告は、女子高校生を欄干に座らせたまま「置いてきた」と主張していて、その場から立ち去る途中、背後から「悲鳴が聞こえた」と説明している。
一方、共犯の女は「内田被告と(自分)が女子高校生の背中を押して欄干の外側に立ったところ、最後は内田被告が背中を押して川に落下させた」と証言。
内田被告は無実を主張しているが、証言の食い違いを、今後調べていくことになるだろう。
内田梨瑚とはどういう人物だった?
内田容疑者を知る女性の証言によると

梨瑚はいつも金欠で、複数の知り合いから数万円、十数万円単位の借金をしていました。
無職なのに、旭川の繁華街『さんろく街』で飲み歩いていましたから、返済の解決と自分の稼ぎのため、SNSの投稿内容をもとにして、よく恐喝を繰り返していました
中学時代はバスケ部に所属し頑張っていたが、だんだん歓楽街で飲み歩くようになって、地元のガラの悪い男たちとも近しくなり、今回のA子を“舎弟”と呼んでいたように、年下の子を従て遊んでいた。
SNS投稿の言葉遣いを気をつけろと言った内容で、たびたび脅して恐喝をしていたという。
旭川女子高校生殺害事件 内田梨瑚被告は何をした?起訴内容を整理

起訴状などによると、内田梨瑚被告は共犯の女とともに、
- 被害者を車に監禁
- 暴行や脅迫を実施
- 全裸にさせるなどの不同意わいせつ行為
- 橋の欄干に座らせ精神的圧力を加える
- 川へ転落させ死亡させた
とされています。
そのため、現在問われている主な罪状は、

などです。
特に注目されているのは、「直接突き落としたのか」「自殺を強要したのか」「殺意があったのか」という点です。
旭川女子高校生殺害事件 初公判で最大の争点となる“殺意”
今回の裁判で最も重要な争点になるのが、「殺意」の有無です。
弁護側は、
「突き落とした実行行為はしていない」
「橋を離れた後に悲鳴が聞こえた」
などとして、殺害への直接関与を否認しています。
つまり弁護側は、
- 被害者が自ら落下した可能性
- 内田被告に明確な殺意はなかった
- 死亡結果までは予見していなかった
という方向で争うとみられています。
一方で検察側は、
- 極度の恐怖を与えた
- 「落ちろ」「死ね」などの発言
- 集団による支配状態
- 逃げ場のない状況
を重視し、「実質的に殺害した」と立証を進めるとみられています。
旭川女子高校生殺害事件で共犯女性はすでに懲役23年判決
この事件では、当時19歳だった共犯女性の裁判が先行して行われています。
共犯女性は起訴内容を認め、旭川地裁は懲役23年の実刑判決を言い渡しました。
裁判所は、
「筆舌に尽くしがたい恐怖を与えた」
と厳しく非難。
さらに検察側は、共犯女性についても「内田被告と同様に主体的役割を果たした」と主張していました。
このため、主犯格とされる内田被告に対しては、さらに重い量刑が科される可能性も指摘されています。
今後考えられる量刑は?無期懲役の可能性も
共犯者が懲役23年なので、主犯の内田梨瑚はそれより重い罪になる可能性が高い。
- 主導的立場
- 強い支配性
- 悪質な精神的追い込み
- 計画性や継続的暴行
などが認定されれば、かなり重い判決となる可能性があります。
特に日本の裁判では、「弱い立場の被害者を集団で追い詰めた事件」は悪質性が高く判断される傾向があります。
一方で弁護側が、
- 直接の実行行為はない
- 自殺だった可能性
- 殺意なし
をどこまで立証できるかが、量刑を左右する大きなポイントとなりそうです。
初公判は2026年5月25日 真相解明へ注目
内田梨瑚被告の裁判員裁判は、2026年5月25日に初公判が予定されています。判決は6月22日になる見通しです。
また、すでに有罪判決を受けた共犯女性も証人として出廷予定とされており、事件当日の詳細証言が注目されています。
今後の裁判では、
- 実際に誰が何をしたのか
- 被害者はどこまで追い詰められていたのか
- 殺意は存在したのか
が大きな焦点になります。
旭川女子高校生殺害事件は、単なる刑事事件としてだけでなく、現代社会における暴力性や支配構造の恐ろしさを浮き彫りにした事件として、今後も長く語られていくことになりそうです。
それにしても、最近凶悪事件が旭川と言う場所で起きることが多いのが気になります。



