セクシー田中さんの原作者の悲劇が起きたことに対し、日テレから先に報告書が出ました。
追って小学館側からも報告書が出ましたが、双方にかなりの主張のズレが見られます。
小学館側は、原作者の意向や、原作者がかなりこだわりが強い人物であるため、作品にはくれぐれも忠実を守るように依頼していたことわかり、日テレ報告書にない事実がかなり盛り込まれていました。
セクシー田中さん、悲劇の原因を作った一番問題人物はプロデユーサー
調査書13ページ
小学館側は、芦原氏は自分の作品を大切にする方で、世界観を守るために細かい指示をする難しい作家であることも伝えてあった。
そのため原作に忠実に書く脚本家でないと難しいと伝えた。
それに対し日テレ側は
脚本家はどういう方がいいという話は出ていなかったし、当然原作に忠実にするという発言はしていません。
と答えた。
このやり取りを見ると、日テレ側は、小学館から原作に忠実にと言われたが、原作は面白いからドラマ化したいという、食い違った会話を交わしている。
忠実にしてほしいと言われたことに対し、そうしますとは確かに言わずに、話をそらしてごまかしていていた。
小学館側は伝えたので、日テレは理解してると考え、それを踏まえて、面白い作品だからドラマ化したいと言ってきたと勘違いしたということか。
あまりに卑怯な日テレ側の言い分というか小学館を騙した打ち合わせに、今回の悪の根源は、日テレ側だったのではないかと思わずにいられない。
日テレプロデユーサーは相沢友子にも説明不足の上改変を勧めた
この、会話の食い違いの件で、小学館は今後の対策として、打ち合わせに関してはキチンと記録を細部まで残していく大切さをあげている。
確かに漫画家側の小学館は、原作者の作品に対する思いを理解したうえで、原作を忠実に!と話したことを、打ち合わせに来た日テレ社員は、日テレに持ち帰ってそれをきちんと説明しなかった。
もしくは報告したが、責任者であるプロデューサーが、ドラマ作るに当たり、忠実になんか作る過去例もなく、面白くするための変更は当たり前ということで、打ち合わせの原作に忠実にしてほしいという話は聞いていても、無視して、脚本家に、原作者は忠実にということを大切にしてるから、忠実に書いてくれるようにとは伝えなかった。
その証拠に、相沢友子氏も、初めて聞くことばかりだったと、言っていました。
相沢氏は、原作にとことん忠実にと小学館から言われたことを聞いていなかったというのだ。
となると小学館の申し出はプロデューサーの段階で、相沢氏に説明しなかった。
もしくは足りなかった。
脚本家が責められ誹謗中傷されるまでになったが、相沢氏は原作者のこだわりをプロデユーサーからしっかり説明されていなかったため理解不足で原作をかなり改変したのではないかということになる。
つまり悪いのは日テレのプロデューサーだったということではないか。
もちろん、途中の段階では、プロデユーサーから、「原作者がこだわりが強くて困った相手」のような原作者を下げた言い方で、相沢氏に原作を忠実にしてほしいと言ってきたと伝え、相沢市の機嫌を取ったというのだ。
その時点では、もうかなり進んできていたし、原作者に問題があるというようなプロデユーサーからの説明のため、原作者が会って話したいと言ってきたのに相沢氏は断って会いもしなかった。
原作者をリスペクトした態度を取る者はどこにもいなかった。
日テレは小学館の問い合わせを無視し、確認連絡に返事をしなかった
セクシー田中さんについての小学館の報告書、こことかすごいぞ。
— 橘「𝕏秋が一番過ごしやすいんだから!𝕏」二乗 (@Tatibana_2) June 3, 2024
日テレはもう明確な意思で以て小学館からの連絡を無視し、原作者の意思を足蹴にしている。
どれだけ原作者サイドを下に見ているかという、日テレのスタンスがよくわかる。
人を馬鹿にするにもほどがある。 pic.twitter.com/GV7BHPOLw9
小学館は、原作者の、改変なしで脚本を書いてくれるようにという内容が伝わってるか日テレに確認メールをしたが、日テレ社員がこの点に回答した形跡はない。という小学館報告書。
日テレは小学館をバカにしていたのであろうか。
日テレはこれを恐れずに今後も同じように仕事していくと宣言
日テレプロデユーサー三上絵里子らが悪の指示を出していた
セクシー田中さんの原作者が自殺した件で、日本テレビの報告書がヤバすぎる。原作者が一人死亡しているのに、日本テレビのプロデューサーが「これで怖がっちゃいけない」とか「社員ができるだけクリエイティブに」とか「それを恐れていたら駄目」とか、これからも同じトラブルを起こす気マンマン。 pic.twitter.com/d6ZcvFLNEI
— 麻布食品 (@azabu_food) May 31, 2024
日テレプロデユーサーの締めの言葉に言葉を失う!
人が亡くなるほどのことをしておきながら、日テレプロデユーサーの締めの言葉に言葉を失う。
こんなことを恐れてより良い作品を作れなくなってはいけない、そもそもトラブルは失敗しないと学ばないから失敗しても社員をフォローしていくことが大事。
意見の食い違いや喧嘩もあっても怖がっていたら面白いものはできない。
社員を守るのが第一(自社さえ守れば他人はどうでも良い)だから原作に関わるトラブルを早くキャッチし社員がクリエイティブに物を作れる環境を作るのがテレビ局の仕事。
三上絵里子は過去にも「おせん」など改変トラブル原作クラッシャー
脚本家相沢友子が原作クラッシャーとして有名になったが、実は日テレチーフプロデユーサーの三上絵里子も原作クラッシャーとして有名だそうだ。
過去には「おせん」でも、原作改変がひどくトラブルになっている。
きくち正太『おせん』とにかくスタイリッシュな漫画でコマの端々まで神経が行き届いてる漫画だった。
— 杉村喜光:知泉(源氏物語の漫画、執筆中 (@tisensugimura) February 1, 2024
しかし日テレでドラマ化された時「原作とのあまりの相違にショックを受けたために創作活動をおこなえない」として連載を突如告知なしで中断。
世の中色々ある。 pic.twitter.com/Ydrdyj60EB
今回は、プロデユーサーが脚本家相沢友子の機嫌取るため、原作者を悪く言って説明をしたというから、相沢友子としても、ますます原作者の意向を伝えられていない上、原作者が悪者と聞かされたら、自分に非がないと考えても仕方なかったかもしれない。
一見、直接的には脚本家の態度が悲劇の原因となっているが、そうさせたのは、日テレプロデユーサーの三上絵里子だったに違いない。
まとめ
小学館からの調査書で、日テレは都合の悪いことを隠蔽して調査報告書を作っていたのではと、読んだ人達の声が上がっている。
両者が報告している内容があまりに食い違っているためだ。
小学館が報告してきたことに、日テレ側が一切触れていない事柄が多すぎるため、都合の悪い部分を隠蔽したと言われている。
このような自体が起きても、これを恐れず今後も今の体制でやっていく!
問題が起きたら日テレ社員を守る!(相手の言い分はどうでも良い?)
という今回のプロデユーサーの、反省の全くなさこそ、悲劇の原因を作った悪の根源的存在であったことがわかった。