「性暴力」を与えたという表現に対し、不適切な表現ではないかという事などから、第3者委員会に対し反撃を行てきた中居。

6月20日に、フジテレビの清水社長が被害女性に直接謝罪しました。
これに対し中居側から、注意喚起の申し出が出されました。
フジテレビが被害者女性に謝罪したことを発表
フジテレビの清水社長が被害女性に対し今回の問題が「業務の延長線上」で起きたことが第3者委員会の調査で分かったことを踏まえ、「被害の申告があったにもかかわらず、必要な対応ができなかった」ということを謝罪したと発表しました。
女性側は、今まで通り、「私が受けた被害は一生消えることはありません」という事を強調した。

会社からの謝罪を受け、合意したことを一つの区切りとして、新たな気持ちで生きていこうと思います
渡辺渚への誹謗中傷についても、フジテレビとしてはサポートの意を伝えている。
今回の謝罪で、この件に対する悪が中居正広であるという事が、よりはっきりした形だ。
またさんざん中居や松本に女性を上納してきた元編成局員さえもが、降格になった原因として、中居正広を訴えるという噂もあり、中居は八方ふさがりですべてが敵に回った状況だ。
元編成局員こそ、もっと罰せられてもおかしくない、直接の被害者の数は計り知れないが、フジテレビは、中嶋プロデューサーのしてきたことを含め、隠し通したいことの為、彼を罰することはできないのだ。
フジテレビがすべて生まれ変わることは難しいという事だが、今回の謝罪は、大きい一歩かもしれない。
中居側はフジテレビが渡邊渚に謝罪したことに注意喚起
フジテレビが謝罪をしたことに対し、中居氏の代理人がコメントを発表しました。
「『人権尊重のお願い』
フジテレビ社長が、女性に謝罪し補償合意をしたとのことです。
今回の事案については、第三者委員会報告書における評価と当職らの法律的評価とにご存じのとおり相違があります。
本件を報道するにあたっては、出演者の表現を含めくれぐれも注意をお願いいたします。
人権を尊重することは当然のことであります。 双方に同じ人権があることをご認識いただきますよう重ねてお願い申し上げます
と注意喚起をした。
中居正広は反論するも現状はもう動かない

中居は性暴力と認定されるに至った証拠の提示を求めていた。
また6時間にわたる聞き取り調査に協力したが、何も反映されていなかったことへ疑問を呈した。
聞き取りの時に守秘義務解除は論点ではないから、必要ないと言われたが、結果として、これに応じなかったことが今回の不利な調査報告書となることになったなど、第3者委員会に問うてきた。

ただ、同じことの繰り返しに、それぞれ第3者委員会として答えてきたこともあり、何度も質問書が来ることに、今後はもう応じないと突っぱねられてしまった。
中居の思いを伝える場を失ったタイミングでの、社長の謝罪だったため、中居としては、中居の立場は今後代わることはない状況に来たという現実を目の当たりにした発表だったと思われる。
社長が仕事の延長だったとして謝罪したことで、今後中居の名誉挽回は難しくなった。
中居正広の課題
最近まで第3者委員会を相手に、印象操作や名誉回復を試みていたが、今回社長が自分たちの非を認めたことで、中居が悪者であることが決定づけられた形だ。
今後はフジ側から、中居に対しての損害賠償請求もありうると言われている。
また株主代表訴訟が、経営者たちに233億円もの賠償責任を訴えている最中だが、この支払対象者に中居も今後入る可能性が現実となってきた。
広告や番組の違約金もソフトバンクだけで10億といわれるが、ここにフジからの賠償金、株主への賠償金と加算されていくと、自己破産の可能性も出てきた。
中居正広弁護団の要求と目的

中居側はまず、謝罪・訂正を第3者委員会から引き出すのが目的だったが、相手にされない形となった。
次の手として名誉棄損裁判という方向で、審議を進めていくのではないかといわれたが、今回社長が、渡邊渚に謝罪をしたことで、一区切りとなり、中居が入るスキはなくなったと言える。
フジの社長謝罪と同じ日日テレも企業的危機を抱え社長が記者会見

同日に日テレ社長も記者会見に臨んでいる。
複数のコンプライアンス違反が見つかった国分太一の件だ。

フジテレビを意識しての厳しい判断化などフジに紐づけられる記者の質問が多かったのが印象的だ。
ほとんどの質問にプライバシー保護の理由で答えることはなかったため、」記者から、会見をすると言って呼ばれたのに、何も答えられないでは責任が果たせていないとクレームの嵐でした。
社長が言えたのは、
刑事問題にはならない
被害者がいるかも社内の人間がかかわったかも何も言えない。
国分ひとりの問題だ。
聞いた時すごくショックを受けた。
報告が来た同日に社長に報告が着て、これは緊急を要すると判断しすぐに重役を集め会議と、弁護士を挟んで調査を開始した。
フジの問題を意識するようなことではなかった。
国分太一の件はパワハラ・セクハラを超える何かまだありそうだ
ただし社内の調査を週刊誌は素早く始めたため、かなりの概要が見えてきた。
これに関しては別記事で説明します。
社長はセクハラパワハラを否定していたが、結局はその点の問題点は漏れ聞こえてきた。
ただし、フジのパワハラアナウンサーも先日退職で終わっても大きい問題にもならず、石橋貴明のせくはらもあっという間に沈下。
パワハラ、セクハラではそこまでダメージがないという意見もあり、社長が出てきて即会見、知った日の間に重役会議までの案件となると、ただのパワハラ、セクハラ以上の何かまだあると疑う説もある。
こちらも今後が注目されそうだ。
まとめ

さっそく「鉄腕ダッシュ」の番組は、CMがAC JAPANに代わりました。
また冠番組やCMもさっそく降板が始まり、フジの経験からずべ手の対応の早さがうかがえます。
日テレの対応の早さもそうです。
ジャニーズが何しても口封じをしてきた歴史に終止符を打たとたん、古手のジャニーズタレントがいかに好き放題してきたかがわかる結果でしょうか。
強かった後ろ盾を失い、慌てても、もう遅かったという感じでしょうか。
国分太一問題は、日テレを破壊するまでの力はあるのでしょうか?