2025年鬼滅の刃 無限城辺3部作が劇場版で上映されることが発表されました。
鬼滅の刃もついにラストスパートとなり、今までの長い戦いや、それぞれのキャラクターの心の成長や、過去などがすべて回収されていきます。
ここから先は、涙なくして語れない鬼滅の刃が始まります。
美しい映像からの迫力と、考えさせられるセリフの数々。
無残の「私は変化が嫌いだ」というセリフから始まります。
これは原作では変化が嫌いと表現されますが、劇場版ではよりその意味が分かりやすい形で説明されていきます。
変化が嫌いだという意味は、大人にはよくわかる深い言葉ですね。
また、世界ツアーから始まるのでしょうか。
感動の完結だけに、劇場版で3篇というのはファンにはうれしいですね!
後半はネタバレ注意の気づきずらい感動ポイント解説。
原作読んでない人は、気を付けて!
柱稽古編の謎などが回収されていく
直前の柱稽古編は戦いもなく、静かな感じのストーリーでした。
しかしここはラストにつながる重要なシーンでした。
どこか気持ちがばらばらだった柱たちも、隊士たちも、柱稽古を通じて、心が一つになっていきます。
またこの時、一緒に修業しながら同じ釜の飯を食べた仲間たちが、ラストでよく見ると出てきた一人一人が命を懸けて戦う姿が感動です。隊士たちにはちゃんと名前もついているので、最後の決戦に彼らは見た命を懸けて出てくるんです・・
また野生で人の心がわからなかった伊之助の心の成長が感動を与えます。
柱稽古のとき、一緒に修業しご飯を食べた仲間に、仲間という意識を学びました。
これがラストに、伊之助から熱い言葉が飛び、「ああ、柱稽古の時に伊之助が学び感じたことなんだ」と感動します。
また泣いてばかりで臆病で、寝ていないと戦えなかった善逸も、鎹カラスの代わりの雀が届けた手紙を読んで、自分がやらなければならないことが解り、もう目をつぶって戦う臆病者ではなくなり、目を開けてしっかり自分の使命を果たしに行きます。
無一郎もただの冷たい人間から、刀鍛冶編で自分の過去を思い出し、柱稽古編で仲間との時間を過ごすことで、兄弟二人で山で過ごした時と違って仲間と過ごす幸せを知りました。
この思い出が、無限城編以降で出てきて、きっと見てる人の心を厚くするでしょう。
隊士たちの心を成長させ、仲間意識を強固にしたのが柱稽古編でした。
無限城編は厳密には最終決戦と別れていく
無限城辺3部作ですが、漫画では、無限城編と最終決戦と呼ばれて分かれていました。
ネタバレになるので、その違いはここでは省きますが、柱稽古最後に柱たちがみんなお館様の死を聞いて終結すると、不思議な街のような建物のような中に落ちていくところで終わりますが、これが無限城。
ここから、それぞれの柱たちの過去や背負ってきたものが回収されていきます。
それぞれが命を懸ける理由がわかり、あとは感動の連続になります。
オタク目線で気づかなそうな感動をいくつか紹介
以下ネタバレがあるので、気を付けてください。
なかなか気づかない感動のポイント
小さいころに貧しく遊郭に売られそうになったカナヲを姉妹として胡蝶しのぶと、かなえは育てますが、カナヲはその育ちからなかなか心が開けません。
二人の姉を師範といつも呼び、どこかで血のつながりのなさで「お姉さん」とは呼べずにいました。
このカナヲが、初めて「私の姉だ」「姉さん」と呼ぶシーンは、それだけで熱くなります。
鬼滅の刃には、そういう気づかずに流してしまうような、でも気づくと深い意味のある熱いシーンが多いので、一回しか見ないと感動に半分ぐらいしか気づかず流してしまう作品です。
漫画で気づいたファンの指摘を見ると、風柱の実美が無限城編で戦うときに足首のあたりに大量のベルトがいつの間にかまかれて描かれていました。
亡くなった隊士の意志を次いで一緒に戦うという意味で、亡くなった隊士のベルトを自分の足に巻いて戦っているからだといわれていました。
絶対みな気づかないシーンですが、作者の細かい思い入れに驚かされるばかり、それが鬼滅の刃です。
またモブキャラとして愛されている村田さんという隊士がいます。
初期の那谷蜘蛛山編からちょいちょい出てくる隊士ですが・・
彼は実は柱富岡義勇の同期です。
柱とは階級が意外過ぎて会話する機会さえないまま最終決戦に来るのに、大変な時に、柱の富岡義勇が、村田さんを見つけ、「村田!」と呼んで助けを求め、村田さんは、階級が違ってしまったけど、自分たちは同期だったんだ、覚えてくれていたなんてと感動するシーンもあり、次々そういう温かい心のシーン連発してきます!
本当のラストの、活躍した柱たちの回想シーンは、それそれの心の変化や、その人を象徴する言葉が笑顔とともに現れてきて、共に生きてきた時を思い、みんなそれぞれ精一杯生きたことに涙が流れます。
もうどこで泣いたらいいかわからないぐらい胸いっぱいになるラスト3作になるでしょう。
ぜひハンカチとティッシュ持って、映画館に駆け付けましょう。
この先ラストは、そういう気づかない感動シーンを見つけて、ぜひ楽しんでほしいと思います。