どこか素朴な雰囲気が、女子の心をくすぐる松下洸平さんですが、2024年は「ナインボーダー」・NHK大河ドラマ「光る君へ」に出演しました。
それぞれのドラマの役柄などについて、ネタバレ含め説明しました。
光る君へでは、吉高由里子の演じるまひろは父が漢語ができるため、宋との交流のある越前へ、転任することになりついていきます。
ここで出会う宋で医師を志す青年、周明(ヂョウミン)を松下が演じます。
主演の吉高由里子とは2021年「最愛」以来の共演となります。
「最愛」は当時、とても人気のあったドラマだっただけに、今回の再共演に、喜ぶ視聴者の声が多く寄せられています。
光る君へは大河ドラマにしては珍しく合戦がないので、スタート地点では視聴率に心配の声がありましたが、次々と若手の人気俳優をキャスティングしてくるので、従来の大河より、若い世代の視聴者が増え、視聴率が上がってきました。
松下さんもそんな大河の戦略的キャストとして選ばれたに違いありません。
松下洸平さんは、まひろが住むことになる越前に宋の商人とともにやってきた、宋の見習い医師・周明を演じている。
長旅のあと、責任ある仕事にすぐついたためときは、過労も会ってか腹痛を腹痛を訴えた。
すぐさま宋の薬師が呼び寄せられるが、そこに登場したのは周明だった。
周明は通訳を介しながら宋語で診察をし、鍼治療で為時の病状を改善させ為時もまひろも驚きます。
ドラマ終盤では周明が突然日本語を話し始めるという驚きの展開に、視聴者は驚かされました。
何より驚いたのは、ふき替えかと思われるほど発音の良い中国語でした。
相当中国語を勉強されてこの役に準備されたのでしょう。
まひろと周明の海岸での出会いに視聴者から
「三郎との出会いそっくり」と話題。
それだけでも、なにかロマンティックな展開を期待させます。
中国語しか話せない異国人として現れたにも関わらず、ドラマ終盤で、いきなり流暢な日本語を話すので、「もしかして、日本人?」と謎めいたミステリアスな存在として視聴者をざわつかせました。
こういうミステリアスな役柄が似合うのが松下洸平さんだと言われています。
9ボーダー(ナインボーダー)は、19.29.39歳という、それぞれ微妙な心の揺れる年齢の3姉妹を取り巻く「キーマン」として出演します。
この物語はある日「家を出る 心配するな あとのことは頼む 父」と置き手紙だけが残して父がいなくなるところからスタート。
次女・七苗(川口春奈)は、仕事は順調なものの、周りが続々と結婚や出産していることに、焦りを感じる微妙な年齢。
30歳になるまでに幸せになりたい、と宣言するのです。
三女・八海(畑芽育)は、これから先どう生きるのか模索している世代。
マッチングアプリを活用していて、立花(兵藤功海)という男性からプロポーズされます。
八海は20歳までに進路を決めようと考えます。
長女・六月(木南晴夏)は、浮気した夫と4年もの間、別居生活をしていますが、40歳までに夫との別居を解消すると宣言します。
れないで一番微妙な29歳の七苗は、路上で歌う青年と出会います。
コウタロウ(松下洸平)は「僕のこと知ってますか?」と聞いてきます。
後日、2人はひょんなきっかけから、桜を見に行くことになります。
「桜見るの何回目?俺は初めて」とコウタロウはあっけらかんと、自分が記憶喪失であることを話します。
七苗は、29歳で大人だと思っていたけど「自分が何をしたいのかわからない」と、コウタロウに心の内を打ち明けるのでした。
コウタロウは「だいじょうぶ、ステキな人だから。幸せになるよ、きっと」と七苗の目を見つめながら言います。
「オレのこと好きになっていいよ。オレもきっと君を好きになる。そんな気がする」と、七苗に話します。
松下さんの素朴なキャラクターで、こんな事言われたら、視聴者が好きになってしまう・・そんなドラマで現在活躍中です。
9ボーダーでは定番の女子をキュンとさせる役割を演じ、光る君へでは、どのようにまひろたちと関わっていくのか楽しみです。
とにかく光る君へのキャスティングは女性も男性も、今、もしくはこれから旬になりそうな俳優さんを次々と出してきます。
そしてここにでたとたんに、他の番組への露出も増えています。
例えば清少納言のファーストサマーウイカさんがいい例で、清少納言として好演し始めた途端、バラエティ番組やら、毎日引っ張りだこで見かける頻度がぐっと上がりました。
松下洸平さんも、大河効果がこの先出てくるのではないでしょうか。
今年後半の活躍を期待したいと思います。