「低身長症」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
アルゼンチンで天才少年と注目されていた9歳のメッシ少年は、「成長ホルモン分泌不全性低身長症」と診断されました。
これは本来は体内で生成、分泌される成長ホルモンの分泌量が少なく、成長率が低く低身長になる病気です。
治療方法としては、不足した成長ホルモンを注射で補います。
ホルモン治療には利点ばかりでは有りませんが、それでも、天才と言われた少年メッシは、この治療のお陰で今があるのかももしれませんね。
ここではメッシが身長が伸びない病気を克服した話、最近の中国戦でのトラブルなどをとりあげます。
本来は体内で生成、分泌される成長ホルモンの分泌量が少なく、成長率が低く低身長になる病気です。
治療方法としては、不足した成長ホルモンを注射で補います。
そのほかの重大な病気や心的ストレスなどが原因の場合もあるので簡単にホルモン治療を施せばいいものではなく注意が必要です。
サッカー界では9歳のメッシが「成長ホルモン分泌不全性低身長症」と診断され、才能を信じたバルセロナが彼の援助をして治療を受けていたことでも知られています。
彼は治療後、実際169cmぐらいになりました。
もし成長ホルモン治療を受けなかったら160-165センチ程度だった可能性があります。
メッシの場合は病気で治療が必要だったわけですが、最近日本では特に男の子の親が、将来背が高いほうがいいのではと自由診療で、かなり高額な治療費になりますが、この注射を打つ話を聞きます。
リスクとしては、成長ホルモンなので、万が一癌のような病気になったときに、がん細胞が成長が早くなる危険があることを説明されたと聞きます。
病気以外の目的で、親の判断でリスク犯すのは難しい判断ですが、それでも希望者が多く予約が取れないぐらい人気があるようです。
過去の病気を克服し、サッカー界のスーパースターとなった、リオネル・メッシ選手が香港で2月4日に行われた親善試合に出場しなったことを受け、チケット代金の50%を払い戻す要主催者側は追いやられた。
チケット代は4880香港ドル(約9万3000円)で、親善試合の観客数は約3万8000人だった。
香港の李家超行政長官は記者会見で、「政府は主催者に対し、イベントの詳細説明と、チケット所有者の要望に積極的に応えるよう求め続けた結果だ。
ところが3日後、メッシは日本で、7日に行われたJ1神戸との親善試合で後半15分から途中出場。わずか3日後の日本でキレキレの動きを披露したことから、香港や中国で怒りが爆発。
香港政府など政界から追及の声が上がり、ファンからは今後の入国禁止を求める声まで上がっている。
この騒動を受け、メッシがスポンサー契約を結ぶ中国企業が契約解除に向かっているという。
メッシについて「関連ブランドのキャンセルとそれに伴う契約解除が近いうちに行われるだろう」と言われている。
また、中国では、「携帯電話メーカーが当初メッシに交渉を持ちかけ、製品を宣伝するためのスポークスマンとしてメッシと契約したいと考えていたが、中国・香港での計画が急遽変更されたことで終了した」と報道。
Jリーグ1部(J1)のヴィッセル神戸との親善試合が7日、東京・国立競技場で行われ、マイアミに所属するアルゼンチン代表のリオネル・メッシが日本のファンを魅了した。
メッシは60分から途中出場し、最後の30分間をプレー。
チケット代が高かったことも有り、観客数は2万8614人と心配になる少なさではあったもの、スーパースターの登場にスタンドからは「メッシ」コールが起こり、その後もメッシがボールを持つたびに大歓声が上がった。
試合は0-0の同点でPK戦に突入し、神戸が4-3で勝利した。
メッシはPK戦には出なかった。
2月9日、中国サッカー協会が3月に中国で開催予定だったアルゼンチン代表遠征の中止を決定し、他にも試合キャンセルなど影響が出ました。これはアルゼンチン・サッカー連盟にとっても、予想外のことでした。
さらには国営放送の『中国中央電視台』がサッカー専門番組からメッシの映像すべてを削除するなどメッシに関連した商品や広告などへのボイコット運動もおきた。
収まらない批判に、メッシは19日、ウェイボーの公式アカウントにおよそ2分半の釈明動画を投稿しました。
「皆さん、こんにちは。香港での試合のあと、いろいろなものを読んだり聞いたりしました。本当のことを伝えるために、このビデオを届けたいと思います。どうか誤った情報を信じないでほしい」
「ファンの皆さんもご存知のように、僕は常にすべての試合に出場したいし、ピッチに立ちたいと思っています。政治的な理由とか、その他たくさんの理由で僕がプレーしたがっていないというニュースを聞きましたが、そんなことはいっさいありません。もしそうであれば僕が日本に行ったり、以前のように何度も中国を訪れることもなかったでしょう。キャリアの初めから、僕は中国ととても親密で特別な関係を築いてきました。本当に素晴らしい思い出ばかりです。バルセロナや代表チームの一員として何度もここでプレーしましたからね」
「記者会見でも話しましたが、内転筋の炎症がプレーできなかった理由です。サウジアラビアでの親善試合の前に違和感を覚えていたのですが、試合に出て悪化させてしまった。それでも(香港選抜戦の)前日トレーニングでプレーし、観に来てくれたファンのためにベストを尽くそうとしたし、子どもたちとのふれあいサッカー教室にも参加しました。でも、怪我を悪化させる危険性があったので出場は諦めたのです。 数日後、怪我の状態が少し良くなったので、日本では少しプレーして、もうすぐ開幕するリーグ戦に向けて調子を取り戻したいと思っていました。記者会見で話した通りですが、虚偽のニュースを前にして、もう一度伝えることが大事だと感じています。僕は中国のファンの皆さんに特別な愛情を持っていますし、これからもそうあり続けるでしょう。また近いうちにお会いできることを願っています!」
このように説明をしました。
異例のメッセージ配信に欧米のマスコミは驚きを見せている。
誤解が完全にとけているわけではなさそうだが、国営放送が映像をすべて削除したり、試合のキャンセル、スポンサーが次々解約など、国中が足並み揃えて拒絶対応をすることは、メッシには相当予想外だったに違いない。
これで誤解が解け、またメッシのプレーをみんなで楽しむことができるようになることを期待します。
天才と言われながら、少年時代に大きい病気を抱えていたメッシですが、夢を諦めず、好きなことのために努力をした。
才能が認められたから、治療には多額なお金が必要であったが、スポンサーが付いたおかげで道を開くことがかなった。
何もかもスムーズに成功へ向かったわけではなかったつらい少年時代も努力を怠らず乗り越え、目指す道にブレがなかった。
天才ですら努力は必要であることを改めて感じさせられました。
これからも、次世代のメッシが育つために、子どもたちに夢を与え続けて言ってほしいと思う。