日本サッカー協会は森保一監督が千葉市で記者会見を開き、3月13日、約4か月ぶりに再開される2026年北中米ワールドカップのアジア最終予選(バーレーン戦と、サウジアラビア戦)に挑む日本代表メンバー25人を発表しました。
3月20日(木・祝) 19:35 FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)
対 バーレーン代表(埼玉スタジアム2002)
3月25日(火) 19:35 FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)
対 サウジアラビア代表(埼玉スタジアム2002)
日本はバーレーンに勝利すれば、3試合を残しての8大会連続8度目のW杯出場が決定。
史上最速での出場権獲得となる。
その中気になるのは、7月に性加害で不起訴になりドイツのマインツに移籍した元日本代表の佐野海舟選手が今回も選ばれていないことだ。
これまで同様、目の前の一戦に向けて最善の準備をして全力で戦う。
ワールドカップの出場権を獲得できるかもしれない試合になるが、これから先、最終予選のすべての試合で勝利をつかみ取り、その先の目標に向けて成長し続けたい
と意気込みを述べました。
またこのメンバー構成について
勝つためにベストなメンバーを選んだ。
Jリーグやヨーロッパでこのメンバーの中に入ってもおかしくない選手は数多くいるが、今回は新戦力を試すよりもワールドカップの出場権を確実につかみ取ることが一番の優先順位だ
佐野海舟を含めて、今回の代表に入ってもおかしくない選手はまだまだいる。その中で今回のメンバーを決めた
アジア最終予選、「グループC」で日本はここまで5勝1引き分け、勝ち点「16」の首位に立っている。
勝ち点「7」で2位につけるオーストラリアや、いずれも勝ち点「6」の3位以下の4チームを大きく引き離しています。
【勝利した場合】
バーレーンとの第7戦に勝てばほかのチームの結果にかかわらず、グループの2位以上が確定し、3試合を残して8大会連続のワールドカップ出場が決まります。
【引き分けた場合】
また、引き分けた場合でも、ほかの試合の結果次第で出場が決まる可能性があります
【負けた場合】
敗れた場合は持ち越しとなります。
ここまで5勝1分けで首位を独走し、本選出場に王手をかけている日本代表は、3月20日にバーレーン、同25日にサウジアラビアと、いずれも埼玉スタジアム2002で対戦する。
元日本代表だった佐野海舟は去年の夏に女性問題で不祥事を起こし、判決は不起訴となり、予定通りドイツのマインツの移籍はかなったもの、日本代表からは外されていました。
この同じ時期に、女性問題で不起訴になった伊東純也は、ここで代表復帰を果たしました。
ネットでは、佐野海舟がなぜ選ばれなかったかと不満の声も多い中、佐野がしたことは伊東純也とは違うから、同じ罪にはならないだろうという意見が多くみられました。
去年、伊東は選抜復帰したにもかかわらず、佐野は選抜見送られました。
同じ不起訴でも、伊東との違いは後述しますが、スポンサーがOK出す国民の総意の違いだと言えます。
両者とも不起訴判決は一緒でしたが、伊東の場合は、伊東としては強く性加害の事実はなかったことを主張し続け、弁護士も多くの証拠を突き付けて、未だに名誉棄損裁判が続いています。
伊東純也の相手側には不信な点が多く、証言もころころ変わることなどもあり、全体として、伊東擁護であった上、不起訴が正しい判断だとみる国民も多かった。
しかし佐野海舟は性加害をあっさり認めており、不起訴となった方が不思議なぐらいだ。
実際この件について、Xなどでは、伊東と同じことをしたわけでないから判決が違うのは普通のことだという。
なお、前回、伊東が選ばれ、佐野が選ばれなかったときに森保監督はこう説明した。
森保監督の回答は、不起訴が判断理由ではないということでした。
特に追い風となったのは、選抜前にの7月にスタッド・ランスが親善試合に来た時、サポーターのみんなの伊東純也への反応が暖かく、みんなも期待していることが伝わったので、それがGoサインを出す決め手だったということでした。
去年7月に不同意性交容疑で逮捕された後に不起訴となったドイツ1部マインツのMF佐野海舟の日本代表への招集をめぐって賛否が沸騰していました。
佐野は7月に都内のホテルで女性に性的暴行をしたとして、不同意性交容疑で逮捕された。
その後、8月に知人の男性2人とともに不起訴処分となった。
マインツも佐野が渡航直前に起こした騒ぎに注目されたが、結果、マインツの選手たちにも好意的に向かい入れられ、相変わらずに活躍を見せている。
選手には受け入れられたが、サポーターの間では、佐野に対して、性加害をしたことが受け入れられないと感じている人もまだ多いという。
そうした状況で、佐野は夏に移籍したマインツでは大活躍中で、フル出場を果たしたり、攻撃を封じ込めるプレーの評価はうなぎのぼりだ。
日本サッカー協会は、湯川和之専務理事が佐野の今後の招集について「佐野選手については、呼ぶ呼ばないといったところは、環境がどうなのかを考慮した上で判断していく」との方針を前回明らかにしている。
伊東純也選手が不起訴になったから、日本代表復帰したと見られていたため、佐野海舟選手も不起訴だから復帰か?とずいぶん期待されました。
森保監督の話の中で、伊東の復帰に不起訴は関係なかったという。
そのため、佐野選手が不起訴だから同じ扱いにはならないということだろう。
周りが暖かく応援してくれる状況を確認したら、復帰ということがある。
やはりスポンサーが納得できる状態の選手でないと難しく、佐野選手に関して、サポーターの反応がつかめていないのと、少なくともドイツではかなり反発しているファンも居る状態というのも、簡単に出場させられない結果かもしれない。
不起訴とはいえ、伊東とはかなり状況が違うことも有り、サポーターの反応も、まだこれから見ていく段階ということだろう。
森保監督「ワールドカップ出場を掴んだうえで、いろいろなチャレンジをしていきたい。最後に競争の中からベストの選手を選べるようにしていきたい」とも。
主力組以外の選手をテストするのは、6月シリーズ以降になりそうだ。
という事で、6月ごろにまた再編成の可能性が出てきました。
伊東純也の場合は、復帰前の所属チームのスタッドランスとの親善試合はタイミングよく、代表発表前に日本のサポーターが大歓迎な様子がわかり、森保監督としても安心して選ぶことができたと言っていた。
またランスでの活躍も当然評価されたうえでの選抜だった。
佐野海舟は、まだ地元ドイツで、女性に対する性加害問題の印象で、受け入れられない一定数の人もいる為、みんなが納得する選手を選ぶ上で、まだ早いとの判断があった可能性がある。
Xでも、佐野が復帰しないのがおかしいという派と、伊東とは同じじゃないという派に分かれているので、まだ復帰するのは早いと思う人が半分いる状況では、おそらくサッカー協会は佐野海舟にはOK出せないのかもしれないですね。
伊東純也が、訴えられた直後に、森保監督やメンバーみんなが、伊東を外さないように協会に頼んだにもかかわらず、協会はスポンサーあってのサッカー協会だから、スポンサーが難色示すことはできないというのが、離脱の理由だったという。
スタッドランスが去年夏に外線試合に来た時に、日本中が伊東純也に声援を送って喜んだことが、秋の代表入りを果たしたきっかけだった。
佐野海舟も、何か日本中のファンたちの心を動かせるきっかけがあればいいですね。