紀州のドンファンの元妻の殺人容疑の裁判は28人もの証人を検察側は用意し、次々に質問。
完全犯罪などをいつも調べていただけに、検察の質問にはそれらしくすべてすらすらと答えている。
誰が考えても犯人はこの妻だと思っていたが、須藤早貴はそういう考え方もあったかと思わせるようなストーリーを作って無罪を証明している。
愛が全くなく目先のお金だけが目的で、遺産ではないとも話した。
須藤早貴は事後対応を任せた弁護士の勧めで野崎氏の会社の代表に就任した。
同年9月6日、役員報酬として約3800万円を受け取っている。
検察側の冒頭陳述によれば、須藤は元夫の死後、6800万円強の“ドン・ファンマネー”を個人口座に移し、逮捕までの約3年間で約5500万円を使っていたという。
・180万のハーレーダビッドソンのバイク 神宮寺勇太とおそろい
・ポルシェ2台
・美容整形 アヒル口になった
その他、高層マンションに引っ越したり居住したことに使ったと証言。
須藤早貴が引っ越した大崎の高層マンションは、ジャニオタだった須藤の推しの神宮寺勇太が住んでいることを更新所に調べさせて見つけた同じマンションだった。
ここはジャニーズの出世のマンションといわれるところだそうで、ここに住むと売れるというジンクスのあるところだそうだ。
会えるかもしれないからか同じ高級マンションにドンファンマネーで住んだ。
ではなぜ、高級バイクを買ったのか・・?
ハーレーは相当力のある人でないと操作できないが、彼女は運転できたのか。
おそらく神宮寺の趣味であるハーレーを買って、駐輪所は神宮寺勇太の隣の場所を借りたからではないか。
駐輪所の場所も興信所に場所を調べさせたという。
いつか駐輪所でばったり会ったときに、ハーレーなら神宮寺勇太も気になり、会話ぐらいできると思ったのではないか?
神宮寺勇太の推し活に、高級マンションを借りたり、ハーレーを買ったりしてドンファンマネーを惜しげなく使っていたようだ。
美容整形にも数百万使ったという。
いつの間にか人気のアヒル口に顔が変わったのは有名です。
一時期マスクをしていたのは整形後のダウンタイムだったかもしれない。
2018年の2月に入籍し、離れて暮らす須藤にドンファンは3月になると離婚を言い出したので、3月末に田辺に行った。
そして5月に亡くなった。短い結婚生活だった。
紀州のドンファンこと野崎氏がなくなったとき、どう感じたかを須藤に聞くと
「どちらかといえば“無”」「目の前にいるなら文句を言ってやりたい」
「もうちょっと死に方を考えてほしかったです。社長(野崎氏)があのタイミングで死んだせいで、私は何年も人殺し扱いなので。クソッと」
と静かに怒りを滲ませた。
致死量の3倍もの覚せい剤をバイヤーから買ったことが証言された。
買った理由については、野崎氏に頼まれ、20万円渡されたから買ったという証言だ。
検察は殺害目的に必要で須藤が覚せい剤をこそこそ買ったのではと考えていた。
が、思いがけない出方をしてきた。
野崎氏が必要で買いに行かせた、そして飲む量を間違えて自分の責任でなくなったという主張だ。
野崎は多くの人から覚せい剤を忌み嫌っていたから、自分で買うことも飲むこともないといわれていた。
間違いで買えるものでもないので深い理由があったのではないか?
須藤がいうには、野崎氏は、年で性行為がうまくできない為、覚せい剤を使うことを決心し、自分に買いに行かせた。
事件は、ラブラブタイムという家政婦さんが出かける時間に起きている。
そこでドンファンは覚せい剤を使おうと思ったといわれると、全くなしではないとも思ってしまい、最初の覚せい剤は、須藤の殺人目的で買ったものではないという疑惑もごまかされそうになる内容だ。
検察は、彼女のスマホの検索履歴から、死亡直前に覚せい剤で死亡することを調べているのを見つけ、犯人である可能性を示すものとしていた。
これに対し
直前に尾崎豊の動画を見ていました。『I LOVE YOU』の歌手です。
覚醒剤を過剰摂取したため、路上で裸で死んだという話で、『死んじゃうんだ』と思って調べました
検察が、これは!と自信をもって証拠として差し出して質問するが、すべてうまく理由をこたえていく。
誰もが、こんな検索をしていたり、お金目当てで愛はないとはっきり言っていることなので、離婚を迫られて焦って殺害したと思っていたのが、次々状況証拠はうまくかわされて、彼女のペースに乗せられている。
意外なことに、言ったら不利になりそうなこと、麻薬は自分が買いました・・のようなことも普通に話しているため、逆に正直に話していると心証がよくなっているともいわれ、「完全犯罪」を目指すプロだと感じる。
遺産より目先のお金が大事というのも、遺産目当てではないのかと思わせる。
ただ「結婚したら自然に死んで遺産が入ると思って結婚した」ともいってるので、遺産目当てでないはずはない。
「遺言の書き方」なども検索しているため、遺産にはこだわっていたのだろう。
亡くなった5月に、須藤は慌てて5月分の手当の100万をまだもらっていないからと会社の社員に請求していたというので、野崎氏をATM以上に考えていなかった様子がわかりますね。
最終の公判は12月12日だ。
果たして彼女の罪名はどうなるのか。
若狭弁護士曰く、殺人であっても極刑になるのは「強盗殺人」の場合だから、今回は強盗をしていない。
そのため無期懲役以上になる可能性は低いという。
今回重要な、「どうやって麻薬をくちからのませたか」が解決しない限り、彼女に殺人罪を言い渡すには証拠が足りない状況になる。
削除法でなんとか殺害で来たのは須藤被告しかいない!という形でしか殺人罪には導けないようだ。
須藤が検索している「完全犯罪」の知識が活躍しているようだ。
そのため今回の裁判の結果は、何年懲役になるかを決める程度のものになりそうだ。少なくともしkりや無期懲役のような重罪にはならないとみられるようだ。