松本人志の性加害問題が取り沙汰されたときに、似た過去の例としてジャーナリストの伊藤詩織さんが、勝訴した件がネットでも取り上げられました。
まさに最初の文春砲の方の例と類似しており、この前例があるので、文春砲の女性も、訴えたら勝訴できる可能性のあるのではと言われていました。
さらにその続報がまた入りました。
今度は自民党衆議院議員杉田水脈氏に勝訴しました。
今まだ続いていた性加害裁判続報、伊藤詩織さんの現在の様子をお伝えします。
詳細はこちらの記事を参考にしてください。
女性が被害を訴えた場合にすべてが男性側の味方に動く日本の問題点が浮き彫りになった事件でもあるので、是非この記事は後で見ていただけるといいと思います。
これは性加害に会いながら、相手の男性に別れた後にお礼メールを送ったために、同意のもとだったのではと、性加害がなかなか認められず4年かけて戦い勝訴を得たもの。
上の記事を見ればわかるのですが、まず日本の警察官が、性加害を女性側の責任として決めつけて捜査する姿勢の酷さに驚きました。
社会のほぼ全ては女性側に不利な動きをします。
更に当時の首相の関係者が、裁判の判決に男性擁護の力を与えてきます。
自民党にとって、もしくは首相個人が加害した男性側に、なにか忖度する力関係があったのでしょうか。
今回、伊藤詩織さんが勝訴した杉田水脈衆議院議員も、自民党です。
松本人志さんの文春砲の女性も、後でお礼LINEをしていたから同意のもとと言われました。
(ただしこのLINEは、どうやら違う時期の別の女性からきたもの疑惑も有り証拠にならないかもしれないものでした。)
ジャーナリストの伊藤詩織さんは、今まで、女性側が泣き寝入りすることの多かった性加害を、顔出しで戦い、多くの誹謗中傷や、政治家からの妨害、日本の警察の女性に不平等な対応にも苦しみながら4年という期間をかけ、勝訴をした、画期的な事件でした。
これは今後の性加害にあう女性にとって心強い前例となるでしょう。
当時、伊藤詩織さんは、多くの心ない人から、売名だとか、実は同意があったとか、さんざんな誹謗中傷にあいました。
今ほど誹謗中傷が悪のように考えられていな時期のため、周りも誹謗中傷をしたい放題だった時期でした。
今回勝訴した裁判は、伊藤詩織さんが、自らを中傷した旧ツイッターの投稿に「いいね」を何回も(25人分ぐらいと言われます)押した自民党の杉田水脈衆議院議員に賠償を求めた裁判でした。
平等な立場であるべき政治家が、伊藤詩織さんに加害を与えた男性を有罪とした件に、納得行かずに、多くの誹謗中傷をツイートする人たちの声に政治家の立場で同意の「いいね」をしたことは、裁判結果への不満を社会にアピールしたわけです。
性暴力被害を公表した伊藤詩織さんは、自らを中傷する複数の旧ツイッターの投稿に杉田衆院議員が「いいね」を押したことで名誉感情を傷つけられたとして、賠償を求めていました。
1審は訴えを退けましたが、2審の東京高裁は杉田議員が何度も「いいね」を押したり、ほかにも伊藤さんを揶揄したりしていたことなどを踏まえ、「いいね」を押した行為に違法性を認めました。
一転して、最高裁は杉田議員の上告を退け55万円の賠償を命じた判決が確定しました。
杉田議員側が上告して争っていましたが、最高裁は8日付でこれを退ける決定を出しました。これで賠償を命じた判決が確定しました。(2024.2.8)
民族、女性、同性愛者などに暴言の数々を残してきました。
伊藤詩織さんの裁判は、過去に伊藤詩織さんの勝訴という形で一件落着したかのように思われていました。
首相関係者が、圧力を与えてきたというのも、政治への不信感は高まりましたが、同じ自民党の影響力のある議員までも、アンチ伊藤の立場を取り、伊藤詩織さんの名誉を傷つけ続けていたことは、まだ日本は、男性社会なのだと思わずにいられません。
今回の勝訴も、松本人志さんの問題が今後、女性と裁判が起きることがあった場合は、女性にとって心強い前例となるかもしれません。
上で述べた松本人志さんが同意の上だったという証拠とされたLINEが、その時のものではなかった可能性については、以下の記事を参照してください。
なんと、証拠で出してきたLINEが、問題の日と2ヶ月も日付が違うので、違う合コンの別の人からのLINEを証拠として出してきた可能性がありました。