急な引退で、多くのファンから惜しまれる宇野昌磨選手。
同じ日本のスケート界を引っ張ってくれた実力者ながら、羽生選手と、キャラクターが全く違い、人間力が高くて愛された宇野選手でした。
ここではスケート界のプリンスの二人の比較や、宇野選手の今後に付いて見てみましょう。
5歳のとき、宇野選手は地元のスケートリンクで、のちに日本の女子スケートを引き上げていく天才浅田真央さんに声をかけられてスケートを始めました。
5歳の宇野選手は可愛いですね。
早くから難度の高いジャンプに挑戦し、2014年にジュニアのグランプリファイナルで4回転トーループを決めて優勝を果たすと、引き続きシニア転向1年目の2016年には世界で初めて大技の4回転フリップを成功させるなど、羽生選手の後を追うように才能を開花させていきました。
ライバルとして見られたこともありましたが、あくまで宇野選手にとって羽生選手は背中を追いかける存在であり、遠い存在のままだったそうです。
その背中を追いかけ続けてきた羽生結弦さんが競技から退いたこと、自身が世界選手権で連覇を果たしたことなどで、追うものがいない、追われるだけの立場になったことは、競技を続けるモチベーションを維持するのが難しくさせたようです。
意外にも、ゲーム好きでも知られる宇野昌磨選手。
ゲーム好きで平昌五輪の試合後に「選手村で日本にいるときよりゲームができて楽しかった」と発言したことは話題になりました。
今回の引退に関しても、「今まで以上にゲームに時間を費やせるかもしれません」と笑顔でした。
実力以外に、身近な存在に感じられるような人間力は羽生選手にないものかもしれません。
結婚後にも相手を隠して、相手の大切な趣味のバイオリン演奏も取り上げて、挙句の果てにあっという間に離婚してしまった。
何より家族が反対していたとの声も聞く。
スケートと、パートナーとの温かい交流を持つことが両立できなかった羽生選手。
演技も完璧で、血が通っていない感じがするのはプライベートで人との関わりを絶っているからかもしれません。
羽生選手はスマホを大人になっても母に演技の邪魔になると持たされずに来たのは、他でもない女性との関わりを断つためとも言われていました。
羽生選手は家族が羽生選手を商品として外から一切隔離し守っている家族の姿勢がまず違います。
宇野選手は家族も一緒に交流しています。
もちろん、公に交際を発表。
真凛さんが宇野さんの好きなところは真凛さんの家族、特に兄弟に優しいところだと語っていました。
また、真凛さんの好きなところを本田望結さんに聞かれたときに「全部」と答えたのですがその意味が深かった。
自分が幼い頃に、ここが宇野昌磨の良いところと言われてから、褒められた部分を維持し続けなければならなく辛かった経験があった。
もし真凛さんの足が好きと言ったら、すっと足を気にしていなければならなくなる、だから、一つを選んでここが好きというのはプレッシャーになるから「全部」と答えたと。
ここまで聞くと、羽生さんにない温かい繊細な心を持っているように思います。
真凛さんが、宇野さんの良いところとして話したのは謙虚さを忘れない所。
2018年平昌オリンピック銀メダル、2022年北京オリンピック銅メダル、そして日本男子初となる世界選手権2連覇(2022年、2023年)と、輝かしい実績を持つ宇野。
羽生選手にひけを取らない実力があるもの、「ライバルと思ったことがない、いつも背中を追う存在でい続けている」話しています。
かねてより宇野は、芸能活動に意欲を持っている様子だったという。
2017年に設立した個人事務所Uの法人登記の事業内容欄には、『スケート教室、ダンス教室の経営』意外に『ラジオ・テレビ放送番組、CMフィルム、CMソングの企画、制作、請負』や『タレントの育成』など、かなり芸能プロダクションのような事業も記載されています。
アイスショーでは『ワンピース』を題材とした『ワンピース・オン・アイス』のルフィ役を演じたものが大好評で、またやりたいと話していました。
引退後もプロのフィギュアスケーターとしてアイスショーには出演できますし、今夏に複数のアイスショーに出演することが決定しています。
羽生結弦さんのように、いずれは自身の単独公演を行うことも視野に入れているのかもしれません。
次のオリンピックで解説員なども狙っている可能性があります。
それには、少し前から解説の仕事やマスコミに露出していくアピールも必要。
ある程度の準備期間を取るにもこのタイミングは良かったのではないでしょうか。
また今後結婚も考えるならなおのこと、次の仕事の道筋をつけてから、結婚となれば、早めに道筋作りもスタートするに越したことはありません。
おそらく真凛さんと一緒に将来を構築する中で、このタイミングが選ばれたのかもしれません。