2018年、日本中に衝撃を与えた「紀州のドンファン事件」。
和歌山県の資産家である野崎幸助さんが急死し、その後、元妻である須藤早貴被告が殺人容疑で逮捕されたことで、大きな注目を集めました。
そして2024年、ついに裁判の判決が下され、須藤被告は「無罪」とされました。
須藤被告には野崎氏の前にも、ハニトラの詐欺容疑で逮捕されています。
誰が見てもお金目的だけの結婚と、相手の不審死は、無罪とされるには納得がいかない点も多い事件です。
本記事では、事件の経緯からネットで拡散された疑惑、さらには無罪判決の理由までを詳しく解説します。
■ 紀州のドンファン事件とは
2018年5月、和歌山県田辺市の自宅で野崎幸助さんが急死。
死因は「急性覚醒剤中毒」とされました。体内から致死量の覚醒剤が検出されたものの、自宅からは注射器などの使用器具が見つからなかったため、「第三者による犯行」が疑われるようになります。
その後、捜査の焦点は当時22歳だった妻・須藤早貴被告に向けられ、2021年に殺人容疑で逮捕されました。
■ 紀州のドンファンとの出会い
須藤早貴被告と野崎幸助さんの出会いは、いわゆる“パパ活”的な関係がきっかけとされています。
野崎氏は「美女に大金を使う」ことで知られており、過去にも多くの女性と関係を持っていました。須藤被告もその一人であり、後に結婚に至ります。
結婚後も年齢差や関係性に対する疑問の声は多く、「愛情ではなく金銭目的ではないか」という見方が強くありました。

須藤早貴被告は神宮司勇太の推し活に紀州のドンファンのお金を使っていた
事件発生後、ネット上では「元妻が犯人ではないか」という憶測が急速に拡散しました。
また、須藤早貴被告が高額な遺産を相続する可能性があったことから、「完全犯罪を狙ったのではないか」という見方も広がりました。
彼女は神宮司雄太ファンで、神宮寺と同じ高級マンションを調べて引っ越し、さらにバイク趣味の神宮司雄太のバイク置き場の隣をかりて、偶然出会えたら話ができることを狙ったか、同じバイクまで買って、神宮司勇太のバイク置き場の隣にそのバイクを並べていたという。
高級マンションに住めたことも、高級バイクを買ったことも、全ては知り合ったばかりの野崎氏から毎月100万のお小遣いをもらうなどしながら東京に住んで別居生活を楽しむ中で行っていたこととされています。
紀州のドンファンは元妻が別居してお金だけとり、AV女優だった過去も暴かれ離婚宣言

毎月100万円のお小遣いはもらっても別居と言う、明らかにお金目的であったことも、容疑者として疑われた理由であり、さらに、一緒にいてもスマホばかり見ていて会話もしないなどから、野崎氏はそういう須藤さんに対し「離婚する」と激怒していた。
「朝まではしご酒」と言うAVなどに紀州のドンファン妻は出演していた
またそのころ、須藤早貴がAV女優をしていた過去が社員から知らされ、だまされていたことに野崎氏は激怒。
有名なAV俳優のしみけんと、共演したかったなど、須藤被告は話していたという証言もあり、しみけんも共演を認めていた。

こうして、妻への不信感が爆発した野崎氏は一気に離婚の意思を示し始めたところでの急死だった。
そのため離婚されたら相続ができない為に、手を下したのではないかと疑われる理由になりました。
須藤早貴被告の、紀州のドンファン以外で別件逮捕された3000万詐欺事件とは?
須藤被告は本件とは別に、「詐欺事件」に関連して逮捕・起訴されています。
内容としては、北海道にいたころに、美容学校に通いながら、キャバクラでバイトをしていた須藤容疑者。
お客さんだった男性に、授業料が払えないなど、いろいろな嘘をついてお金を引き出しており、3000万円近くを騙し取ったとされるもので、この件は証拠もそろい有罪判決を受けています。
須藤早貴逮捕の別件事件の詳細
● 被害者
・北海道在住の男性(当時60代)
● 発生時期
・2014年ごろ(須藤被告が19歳の頃)
須藤被告は男性と知り合い、好意を利用して以下のような嘘をつきました。
- 「海外留学するための費用が必要」
- 「準備金が足りない」
このように将来の夢を装い、恋愛・好意につけ込む形でお金を要求していました。
結果として、その男性から3000万円近くだまし取ったというもの。
👉 約2980万円(約3000万円)
- 複数回(主に3回)に分けて振り込ませた
- 留学費用などの名目
これに対し須藤被告は
「嘘はついたが、相手も分かって払っていた」
「体目的でお金を払っていた」
つまり
👉 “詐欺ではなくパパ活的な関係”だった
と主張
■ 裁判所の判断
被害者は嘘を信じていた
好意を利用して大金を騙し取った
として、
👉 詐欺罪成立(懲役3年6か月)
ただし、この事件を有罪にしたタイミングも実は理由があり、紀州のドンファンの事件の裁判をするにあたって必要な期限に、証拠をそろえきれない状況であったため、何とか、彼女を別家kで逮捕して拘束する必要があったことも、急遽、過去の事件が掘り起こされて有罪判決を受けたのではないかと言われています。
結果として、この件により彼女の人物像に対する世間の印象はさらに悪化しました。
そのため、「やはりドンファン事件も関与しているのでは」という先入観がさらに広がりました。
■ 無罪判決の決定的な理由

最大の注目点である無罪判決の理由は、「直接的証拠の欠如」にあります。
裁判では以下の点が争点となりました。
・覚醒剤を投与した証拠がない
須藤被告が野崎氏に覚醒剤を摂取させたことを示す直接証拠は確認されませんでした。
・入手経路が不明
覚醒剤をどこから入手したのかについて、検察側は明確に立証できませんでした。
・状況証拠のみ
検察側の主張は多くが状況証拠に依存しており、「合理的な疑いを超える証明」には至らなかったと判断されました。
日本の刑事裁判では、「疑わしきは被告人の利益に」という原則があるため、確実な証拠がない限り有罪にはできません。
その結果、須藤被告は無罪となったのです。
須藤早貴のスマホ検索履歴がえぐい!
事件当日に、亡くなった時間帯に彼女が野崎氏がいる2階に何回も階段を上って様子を見に行っていることがスマホのアプリの移動履歴で確認されました。
亡くなった野崎氏が2階にいる時間帯に何回も2階に上がってるのに、野崎氏の異変に気付かない方がおかしいというものです。
また一番怪しい理由とされたのは、当時のスマホの検索履歴のワードでした。
「完全犯罪」をはじめとした殺害するための方法を模索するようなキーワードでの検索が多数見つかったためです。さらにドバイ移住なども検索しており、亡くなる前に不信な検索が多かったことが疑念を抱かれた理由です。

具体的には
- 「覚醒剤 致死量」
- 「覚醒剤 過剰摂取 死亡」
- 「覚醒剤 飲ませる 方法」
② 完全犯罪・証拠隠滅系
- 「完全犯罪 方法」
- 「証拠を残さない 殺し方」
- 「バレない殺し方」
③ 薬物の入手・使用方法
- 「覚醒剤 入手方法」
- 「薬物 水に溶かす」
- 「無味無臭 毒」
④ 急死・症状関連
- 「急死 原因」
- 「心臓発作 見分け方」
- 「薬物死 見抜かれるか」
このような検索をスマホでしていたことから、殺害方法を模索していたのではないかと疑われました。
これに対し須藤被告は「オカルト的なことを考えたり検索するのが好きだったから」という理由を述べており、楽しみで検索しただけで、野崎氏に対してではないと主張。
また実際、検索内容と犯行を直接結びつけることが難しいため、有罪判決に導くまでには至りませんでした。
■ まとめ
紀州のドンファン事件は、日本中を巻き込んだ大事件でありながら、「真相が完全には解明されていない」まま一つの区切りを迎えました。
ネット上では様々な憶測や情報が飛び交いましたが、最終的に裁判で重視されたのは“証拠”のみです。
今回の無罪判決は、刑事裁判の原則を改めて示す結果となりましたが、一方で「真実はどこにあるのか」という疑問を残したままでもあります。
今後、新たな事実が明らかになるのか、それともこのまま闇に包まれるのか——引き続き注目される事件であることは間違いありません。

