天海祐希さんといえば、さっぱりとした人柄で女性ファンも多くいる素敵な売れっ子女優さんです。
天野さんは元宝塚出身。
このたび、宝塚歌劇団は、いじめが原因で、命を失った団員が出て、歌劇団側も半年ほど調査を行ってきて、やっと、事実関係が見えてきて遺族にお詫びをしました。
元宝塚の天海さんが命の大切さや自分もあったことのあるいじめについて語りました。
歌劇団側がパワハラ認めた経緯と、ついに謝罪し遺族と合意
歌劇団を運営する阪急電鉄の親会社である阪急阪神ホールディングスと歌劇団が28日、歌劇団の上級生(先輩劇団員)らによるパワーハラスメントを認め、謝罪することで遺族側と合意しました。
「希望を持って入団されたご本人やご遺族の皆様に、取り返しのつかないことをしてしまった。申し開きのしようもございません」
「ハラスメントにあたることもあるという気付きが劇団員にもなく、そして我々が何よりもそれを教えてもいなかったことを改めて認識した」
ある現役タカラジェンヌが憤った。
歌劇団側は当初、上級生俳優らによる女性へのパワハラを認めず、その後も事実認定を巡る遺族側主張に異議を唱え、最近まで遺族からの訴えを認めなかった。
歌劇団は当初、上級生らのパワハラやいじめは「確認できなかった」としていた。
現役、元タカラジェンヌが、対応の遅さに憤る
「会見も、休演を決断するのも、何もかもが後手だった」
元タカラジェンヌは、今年で110周年の宝塚歌劇の歴史の中で生まれた理不尽なルールを放置したのが原因だと指摘
「遺族側が公表した(ハラスメントの)話は心当たりがあるし、歌劇団ではずっと当たり前だった」
謝罪会見からほどなく、彩妃花、葉咲うららが退団
3月31日、歌劇団が遺族に謝罪して日も浅い31日、二人の劇団員が退団をした。
このような半端な時期の退団というのはめったにないケースだ。
宙組娘役の彩妃花(あやひ・はな)、葉咲(はさき)うららの二人である。
彩妃はなくなった方と同期で、同郷だった。
葉咲はなくなった方の3期後輩。
ともになくなった方がリーダー(長)としてトップコンビお披露目公演「パガド」の新人公演に向けて取り組んでいた新公世代の仲間だった。
天海祐希さんもいじめの過去を語り、つらい人にメッセージ
天海祐希さん自身もいじめを受けた経験があるという。
宝塚時代、厳しかったですけどと、詳細には明かさなかったものの、理不尽な仕打ちにさいなまれた過去があることを口にした。
その中でいじめに悩む人に向け判断を誤らないよう切実な思いを発信していました。
「人の悪意というもの、それに立ち向かうことも勇気の一つではあるけれども、そんなものは自分の世界からなくしてしまっていいんですよ。だから、逃げていいの。
その逃げ方が、自分で命の炎を消してしまうようなことは絶対に良くない」
生きてこそ見られる景色、未来がある。
本当にまだまだ、すてきな未来が待っているから。
そこの一瞬だけがあなたの人生のすべてではないから。
たくさんの未来があって、この世界はとても美しいと思うから。それをぜひ見てほしい
関連記事