2024年4月17日にコロナウイルスのワクチンを接種後に死亡した人の遺族8人と後遺症になったとする5人が国に計約9100万円の賠償を求めて東京地裁に提訴しました。
この訴訟に伴い、人気ユーチューバーのはじめしゃちょーが、河野太郎大臣と対談。
ワクチンを巡る誤解が広まっているが実際安全なものだから、積極的にワクチンを接種するようにという啓蒙動画を上げたことが物議を醸しだした。
コロナワクチン動画の炎上理由などをまとめます。
河野大臣が人気ユーチューバーを使って政府の意向を伝えていくと発言
はじめしゃちょーは、子供や若い世代に人気のあるユーチューバーだけに、影響力は絶大だったため、これを見て接種し、副作用に苦しんでる人がいるということが問題になりました。
影響力のある立場に有りながら、無責任さを問われる結果となっただけでなく、かなりの広告費をもらって商売としてやるには無責任すぎたのではという批判が殺到。
はじめしゃちょーはこれに関し、広告費をもらっていないと強調しました。
それに対して、広告費で稼ぐ仕事をしてる人が広告費が発生しない案件を受けるはずがないという意見が多くSNSに投稿されました。
河野太郎大臣は、政府としてはじめしゃちょーに頼んだ
このユーチューブの16分目辺りから、政府は若者に影響力のあるインフルエンサーを積極的に使って、ワクチンの誤解や、啓蒙活動を行って言うと説明しています。
インタビュアーから、「例えばはじめしゃちょーですか」と聞かれ、「そうだ」と頷いています。
河野太郎大臣のコロナワクチンの副作用の責任を問われた事への返答
河野大臣に対し、多くの人から、コロナワクチンが原因で、障害が出たり、死亡例が実際出ているのを隠蔽してたのではないかなど、河野大臣の責任を質問したことに対し、河野大臣はXで次のように回答しています。
16コロナワクチンの後遺症の責任はとらないのですか?…
— 河野太郎 (@konotarogomame) April 21, 2024
コロナワクチンの後遺症の責任はとらないのですか?
ワクチンの効果や安全性などは厚労省の有識者による審議会で確認をして、承認をします。
それには私は関わっておりません。
自分は関わっていない=責任がないと説明しました。
政府は、コロナワクチン接種推進にユーチューバーを有料で使ったと発表
23日に開かれた参議院財政金融委員会で、内閣府は、新型コロナワクチンの接種推進のためにYouTuberを起用した動画9本を作成し、3200万円を支出したことを明らかにした。
9本に対して広告対価を政府が払っているのに、最も知名度の高いはじめしゃちょーが全く受取なしということがあるのか不思議です。
はじめしゃちょーは広告費をもらっていないと言いましたが、この限りではなかったということでしょうか。
戦略的広告費に24億円も予算を組んでいるので、3200万という数字が適当なものかはわかりません。
🤣🤣🤣🤣
— りっこ2 (@RiccoRicco222) April 21, 2024
YouTuberプロデューサー ダニエル社長「大物インフルエンサーが無料で仕事をする事はあり得ません。YouTube公式資料にも公的機関コラボ事例として「はじめしゃちょー」が掲載、政府の補正予算案も戦略的広報費は24億円計上。- NewsSharing https://t.co/JsTCroC0up
ユーチューバーがコラボ依頼された場合の標準広告収入はいくらか
はじめしゃちょーは広告費をもらっていないと主張していますが、ユーチューバーとコラボする時の標準的な価格について、以下のような金額の案件であるのが普通であるという投稿がありました。
「はじめしゃちょーと河野大臣とのワクチン推進動画は、相場的には数千万円の案件(登録者×3〜5円程度)になるのが常識の世界です。
また広告費として以外にいろんな形で受け取る方法があるということもSNSで書かれていたので、何らかの形で収益をもらっていた可能性は否定できないかもしれません。
はじめしゃちょーの言い分
当時ヒカキンも東京都知事とコラボ動画を出していた。
当時この動画は話題で記憶にある方も多いと思います。
コロナが謎に包まれていた頃に、これは一見わかりやすく、なるほどと思って見た記憶があります。
難しいのは、過去事例のないコロナのようなものの場合は、政府も本当に誤認して報道してしまう場合もあります。
すべてが隠蔽であったり、悪意のあるものではないので、ある程度情報をみんなに伝えるツールとしてインフルエンサーを利用することは100%否定はできません。
ただ、河野大臣の全く無害で、死亡例のようなものはないというような真実ではない内容を、若者に影響力のあるインフルエンサーを使って伝えたことは的確だったかということが問われています。
はじめしゃちょーが好きで信じた子供が接種して亡くなったという内容がXに投稿されており、これが真実か嘘かはわかりません。
ただそういう可能性があったことは事実かもしれません。
まとめ
はじめしゃちょーに限らず、コロナワクチン接種啓蒙動画を上げたユーチューバーが他にも何人もいたということです。
少なくとも政府発表の9本があります。
政府は今後も事あるごとに、人気ユーチューバーを使って政府の考えを伝えていくと、冒頭の動画で河野大臣が説明しています。
人気インフルエンサーならばなおのこと、インフルエンサー自体に悪気なくても、商売としてやってる人たちです。
案件が来ればよく調べもぜず、仕事として割り切って広告費をもらうために今後もこのような若者を惑わす発信があるかもしれません。
これは仕事としての発信だと頭においたうえで、話を聞くのは問題ないと思いますが、SNSがテレビや新聞メデイアより身近になった今だから、情報の真偽を見抜く目は持たなければなりませんね。
子供は特に見抜くのは難しいし、好きなユーチューバーならなおのこと左右されるので大人が見守らないといけないところだと思います。
はじめしゃちょーも悪気あって配信したのではないし、仕事だから広告費もらっていても、頼んだ政府の責任なので、責めれない部分も理解できます。
人気ユーチューバーこそ、今後、政府関係の案件は避けるようにしていただけたらと思わずにいられません。