自民党政治刷新本部は、派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受けて、派閥解散も
全廃には踏み込まなかった。
それはなぜか・・?
岸田首相と、今回派閥解体しなかった麻生太郎副総裁との揉め事をわかりやすくまとめました!
またその中で起きた麻生氏のおっちょこちょいな行動についても見ていきましょう!
岸田首相と麻生太郎氏の関係に亀裂?
岸田首相と、かつて見方だった麻生太郎副総裁の間に亀裂が入り始めた。
今回、麻生氏が岸田派衆議院の上川陽子外相について、福岡県での講演で大絶賛しました。
この行為はますます自民党内で、このタイミングでの麻生氏の発言は、党内に波紋を広げそうだと注目されている。
その理由と、今回の演説応援で起きた麻生氏の一番間違えてはいけない失敗について話していきます。
ポスト岸田として推す上川陽子議員の名前を2回も呼び間違えるとは・・
自民党の麻生太郎副総裁は28日、福岡県内での講演で、上川(かみかわ)陽子外相(岸田派、衆院静岡1区)を「新しいスターが育ちつつある」と称賛した。
つまり岸田派の上川外相をポスト岸田として推すような意思表示とも取れる。
岸田文雄首相を支える麻生太郎副総裁はかねて、「ポスト岸田」には茂木敏充幹事長を推す考えを示してきたが、岸田首相と茂木氏との間には隙間(すきま)風も指摘される
茂木氏を推しづらい状況になったため、他のポスト岸田を考えなければならなくなった・・
上川氏は2023年9月の外相就任を機に「初の女性首相候補」として存在感を高めつつある。
このタイミングでさらに麻生氏の高い評価発言は上川氏にとって「ポスト岸田」への追い風となったわけです。
このことは当然自民党内で、大きく波紋を広げていくことになるはずです。
このように大いに評価されました。
「このおばさん、やるねえ」とも語った。
日本人特有の男尊女卑的表現は気にはなるもの、麻生氏なりの高い評価の表現の仕方だったのだろう。
さらに外相就任直後の国連総会での仕事ぶりにも触れ「大したものだとつくづく思った」と持ち上げた。
そこまでポスト岸田として推すほどの議員に対して、なぜか上川氏のことを「上村(かみむら)」と2度も呼び間違えた。
名前もきちんと認識しない議員を推していることには多少不安も感じるが大丈夫であろうか・・?
なぜ3派連合が崩れ始めてしまったのか
なぜ今になって、3派連合で協力しあい、岸田氏を首相まで持ち上げた麻生氏が不穏な動きをし始めたのか。
麻生派は怒っているのだ。
岸田氏は2021年の党総裁選での勝利は、麻生氏から支援を取り付け、茂木派を含む3派連合による多数派を形成したことで実現したので、岸田氏は麻生派に恩があるはずだし、常に同じ意見を共有しあって勧めていくパートナーであるはずだった。
にも関わらず麻生氏に相談なしに急に岸田は解散を発表してきた。
麻生派は「誰のお陰で首相になれたと思っているのか」最近大事なことほど相談してこない」などと不信感は高まっている。
首相は21日、岸田派解散について、事後報告という順番になってしまった。
解散発表後、麻生氏に理解を求めるため、約2時間にわたり会食した。
麻生氏は岸田派解散表明直後首相に電話し、麻生派は解散しない意向を伝えた。
茂木氏は、茂木派について「いわゆる派閥は解消する」としていますが、政策集団としての活動は続けていく方針です。
岸田派は麻生氏怒らせても解散した理由は?
それでも、首相が麻生氏の反発が必至の岸田派解散に踏み切ったのは、世論調査で内閣支持率は低迷しており、裏金事件でさらに打撃を受けすっかり行き詰まっているからだ。
岸田派の元会計責任者も立件され、派閥解散するしか方法がなかった。
そのため麻生氏への配慮として、全派閥に解散を強制せず「各派閥の判断」ということにした。
麻生派を怒らせてまで、派閥解体をした岸田首相だが、派閥が解散したところで、それは改革しましたというポーズだけで、実際中身は何も変わらないと国民からの評判は、派閥解体に対して高い評価をしている様子はない。
まとめ
3派連合は崩れ始め、次は茂木氏という考え方も、難しくなってきた。
そこで思いついたのは、やり手の女性議員だったわけだが、ちゃん熟考して出した方針にしては、何度も名前を呼び間違えるので、本当に考え抜いた人選だったのか、疑われても仕方ない。
女性から首相を出すというのは、良いアピールにもなるかも知れないが、国民に寄り添う政治にかじを切り直すには、派閥解体ぐらいでは、何も変わらないのではないだろうか。
税金を払う国民が住みやすくなるために、海外にお金をばらまく前に、まずは国内に適切に使ってほしいと思う。
外国語が得意な上川氏がポスト首相になったとして、そのさきには何があるのだろう。・・