紀州のドンファンの嫁がこの度無罪となりました。
有罪と判断される状況証拠はたくさんありましたが、グレーをいくつ積み上げてもグレーといわれる裁判でした。
限りなく有罪に近い状況証拠を積み上げ、検察は有罪判決を求刑しましたが、最終的には疑わしきは罰せずとなったわけです。
和歌山地裁は、「多額の遺産など動機となり得る疑わしい事情はあるものの、被告が殺害したと推認するには足りず、野崎さんが誤って致死量の覚醒剤を摂取した可能性は否定できない」という判断でした。
二人の麻薬取引をした業者が証言台に立ちましたが、片方の人は、麻薬といって実は角砂糖を売ったと証言。
これが、須藤早貴が渡したものが麻薬ではなかった可能性があるという判断になったわけです。
そうなると、野崎氏が自分で本物を用意したことになり、自殺か、間違えて致死量を飲んだ可能性も捨てきれなくなったわけです。
ただ、そのあとに愛犬のお別れ会を準備進めていたので、自殺はないと思われます。
結婚当初、周りに「自然死の後に遺産をもらうために結婚した」と話していた須藤早貴。
わざわざ「自然死の後」という文言をつけているのは、殺人ではないと説明を加えているのでしょうか。
そこも不自然ですが、結婚してたった3・4か月で、その日が訪れるとは、あまりに早く願いが叶いすぎで奇跡のような話です。
夢が実現化した無罪判決の現状での相続額はいくらでしょうか。
須藤早貴、もと紀州のドンファン妻の遺産相続額はいくら?
今回無罪ということで、田辺市に行かずにほとんどが元妻に相続されます。
「いごん」とかいた遺言書が認められ多場合、兄弟の取り分は4分の1となり、役10億円を相続することになります。
2020年に野崎さんの兄ら4人が、遺言書の無効確認を求め和歌山地裁に提訴したが、今年6月に有効と判断。きょうだい側は7月に大阪高裁に控訴した。遺言書が無効と判断された場合には、遺産はきょうだい側に4分の1、被告は4分の3の約9億7500万円を受け取ることができる。一方、野崎さんに対する殺人罪で有罪が確定した場合には、相続権を失う。
さらにすでに亡くなってすぐ、会社の役員となり、7000万近くを受け取っているため、合わせて10億円を超える相続となります。
結婚期間はおよそ3か月ぐらいで、同居した期間に至っては、ほとんど別居だったので、本当にわずかの同居で10億を手に入れました。
亡くなってから今回の裁判まで6年近い時間がたっていますが、その間にすでに5500万を使い切っています。
推し活や、高級車購入、高級マンション入居、美容整形などに使ったとみられます。
現在、紀州のドンファン嫁は、別件で懲役中のためすぐに相続はない
10代の終わりにキャバクラで働いていたころ、客を騙して、約3000万円をだまし取った詐欺として今年の夏に有罪となりました。
3年6か月の懲役が確定したため、まだ3年近くは懲役刑期間のため、今すぐ遺産相続というわけにはいきません。
その間に状況が変わる可能性はあるといわれます。
一つには、検察側が控訴し、最高裁までいき、無罪が有罪となる可能性が0ではないこと。
兄弟の遺言に対する無効化の訴えが通る場合など、3年の間には変化がある可能性はあります。
無事別件の懲役期間を過ごした後は須藤早貴は晴れて高跳びか?
野崎氏が亡くなった後、検索魔といわれた元妻は、ドバイの税制などについて詳しく調べていたといいます。
また高級マンションについて検索もしていました。
過去にもドバイに旅行をし、気に入っていることや、日本に残っても名前が知られすぎているため、暮らすのは難しそうですね。
そのため海外に移住を考えているかもしれません。
高級マンションに関しては、亡くなってすぐ、7000万近く手に入れたときに、神宮司勇太の推し活として、彼の住居を興信所で調べ、同じ高級マンションに引っ越したので、そのマンションについて調べていたかもしれません。
別件の懲役が終わったら、海外移住の可能性も考えられますね。
裁判員裁判が無罪にしたといわれた
今回、裁判員裁判というシステムが、検察が殺人罪の中でも一番重い刑(悪質と判断)を求刑するほどの内容だと判断された案件を、無罪にしてしまいました。
同じ殺人事件でも、罪の重さにはランクがあり、一番重いのが強盗殺人といわれ、今回は強盗と同じ目的での殺人ということで、無期懲役が求刑されていた。
検察は多くの証言者を用意し、多くの状況証拠も集めて、消去法により、元妻の殺害しか考えられないとしたのだった。
裁判員裁判ではなかった時代には、検察が自信をもって下した判断がここまで軽く覆ることはなかっただろうといわれた。
検察がこの判断に納得したかはわからないが、控訴してくる可能性はまだあるといわれる。
最高裁までもっていかれるかわからないが、妻以外誰も同じ建物にいない中で起きたことの証拠を出すことの難しさにぶち当たり、この壁を破ることは難しかったということだろう。
疑わしきは罰せずで救われる人もいれば、得をする人もいる。
須藤早貴はどちらだったのか、天国の野崎氏は何を思っているのだろう。